□WindowsXPとかWindows7でマザーボード(M/B)を変更するときのヒント
WindowsXPとかWindows7でマザー(M/B)やCPUを変更するとき、HDDの中身はそのままにしたいなーという方が多いと思う。ご多分にもれず自分もだが、新しいマザーやCPUにしてパワーアップだぜ、と意気込んで組みなおしてHDDをつなげなおして、できたできたと電源スイッチをポチッと押すと、
…Windowsが起動しない。(ブルー画面だったり、それから再起動したり)
この手のマシンお引越しの際にうまく行く人もいればいかない人もいる。
うまくいかない人の理由は、Windowsが起動デバイス(HDD)がつながっているチップの認識ができない、つまりそのチップのドライバがインストールされてないからってのが多いと思うんだけど、もともとの状態でドライバをインストールしたにもかかわらずうまくいかないこともある。
こんなときには、OEM用としてバンドル購入したSTAT増設カードを新しい構成でも使用して、とりあえずそこにWindowsが入ったシステムディスクを接続して、そのHDD単体で起動すればOK。
いや、SATA増設カードなんてないよ、という人でWindowsの引越しをするという人にはSATA増設カードを購入をすることを強くオススメする。
ただし、この方法がいつもうまくいくかどうかは保証するものではないのであしからず。
もともと自分は250GBのSATAを三台使ったRAID-0にWindowsXPを入れてて、それとは別にSSDを一台接続してそこにWindows7を入れていた(構成1)のだけど、RAIDはそのまま移動できないだろうと、別の単体HDDにAcronisのTrue Image(SSDを買ったら付いてきた)を使ってRAID-0の中身を移動した。(構成2)
構成1:
WindowsXP 250GB x 3 RAID-0 (M/BのSATAを使用、3GB/s)
Windows7 128GB SSD (SATA増設カード、6GB/s対応)
↓
構成2:
WindowsXP 250GB HDD (予備でとっといたHDD)
Windows7 128GB SSD (特に変更なし)
で、それぞれのWindowsにはSATA増設カードのドライバが入っているのでまず、HDDもSATA増設カードに接続しなおして、M/B本体のSATAポートを使わずにWindowsの起動が出来ることを確認する。(HDDの認識順番とかを合わせること)
ここまでくれば…もうお引越しは出来たも同然…だとおもう。
上記の変更の前後どちらでもいいので、新しいマザーボードのドライバをインストール(念のため)したうえで、HDDを新しいマザーにつないで起動すると、たぶんちゃんと起動してくれるはず。
自分の場合には起動後にUSBの認識に時間がかかったりしたが、とにかく起動してログインできたので、あとは改めてドライバー一式をWindowsXPとWindows7両方でインストールしなおしたら解消した。
で、ドライバーさえ入ればこっちのものなので、HDDとSSDはマザーボード本体のSATAコネクタに移動(構成3)して起動することを確認した。
構成3:
WindowsXP 250GB HDD (新しいM/BのSATAを使用、6GB/s)
Windows7 128GB SSD (新しいM/BのSATAを使用、6GB/s)
ついでにXPをこのあとSSDにしてさらに快適な動作になりました。:-)
OEM版Windowsでバンドル用にSATA増設カードを(ちょっと高くても)選んどいてよかった!!
★注意★
この方法がいつもうまくいくとは限りませんが、少なくとも起動デバイスとしてM/Bに縛られないSATA増設カードを使うというのはいい方法かと思います。