□glibc
参考URL:
http://www.linet.gr.jp/ML/plamo/200501/msg00253.html
http://www.linet.gr.jp/ML/plamo/200501/msg00301.html
http://www.gnu.org/software/libc/libc.html
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/m-ito/linux/glibcvup.html
一番新しいPlamo-Linuxをインストールした場合はほとんど必要ありません
が、長い間使っていくと色々とソフトを入れていくときに、glibc のバー
ジョン限定とかがあったりします。なので「どーしても!」っていう人だけ
にしてください。こじまさんはパッケージ化しようと努力されていますが、
やっぱり難しいらしいです。
glibc のバージョンを見るには
ls -al /lib/ld-linux.so.2
とすると、
> /lib/ld-linux.so.2 -> ld-2.3.6.so*
というように、幾つが入っているかが判ります。
ですが 2.2.x と 2.3.x はかなり違うので、できれば同じマイナーバー
ジョンの新しいのを入れましょう。下手をすると、今までに入っている
ソフトが動かなくなる事も考えられます。
ちなみに前に 2.3.x を入れようとしたらgccが古い!と怒られてしまい
ました。
から最新版をとってきて
tar xvzf package/glibc-2.3.6.tar.gz
cd glibc-2.3.6/
tar xvzf ../package/glibc-linuxthreads-2.3.6.tar.gz
mkdir ./zzz
cd ./zzz
../configure –prefix=/usr –enable-add-ons=locale,linuxthreads
だけど、Kernel-2.6系の時には linuxthreads の類は要らないので
tar xvzf package/glibc-2.3.6.tar.gz
cd glibc-2.3.6/
mkdir ./zzz
cd ./zzz
../configure –prefix=/usr –enable-add-ons
と、thread関連も展開せず configure する。
また
> checking LD_LIBRARY_PATH variable… contains current directory
> configure: error:
> *** LD_LIBRARY_PATH shouldn’t contain the current directory when
> *** building glibc. Please change the environment variable
> *** and run configure again.
というように怒られた場合には、LD_LIBRARY_PATH に自分が今いる
ディレクトリも含むようにしている場合があるので、解除してから
./configure すること。
で、make です。make までは全然いいのですが、make install をする
ときには、終わるまで何もできなくなります。つまり失敗すると…
ってなわけなので、どきどきしながらインストールしましょう。
make
make check
make install
make localedata/install-locales
ちなみに Xeon-2GHz x2 (U160-SCSI) の環境で、make だけで11分、
make install で1分、make locale… で7分かかりました。
これで新しいglibc は /usr/lib 以下に入りますので、以後のソフトの
インストールの際のライブラリの場所については /usr/lib を指定する
ようにして下さいね。めんどくさかったら –prefix=/ としてごっそり
入れ替えてもいいのですが…上記に書いたようにマイナーバージョンが
違うと痛い目に会うので注意してください。
ま、とりあえず最新ディストリビューションを使っていれば別にしない
方がいいかと思いますが…。