□WebMail でどこでも指来たす? その2
だいぶ前のバージョンのhorde/impはかなりもっさりしていて、通常時の
使い物にはなりませんでしたが、現在のバージョンになって、すこぶる
快適になりました。これもPHPの処理速度が大幅に向上したためですかね?
今回は WebMail を複数のバーチャルドメインで使用する方法を解説します。
あつかうドメインを全て列挙してユーザーにアクセス先のドメインを選択
させてもいいのですが、他人のドメインが見えるのは色々と問題があると
思います。
手っ取り早くするには、http://example.com/horde/imp/ でアクセスして
来た場合に、「example.com」の部分により自動的にアクセス先のメール
サーバーを切り替えてくれるのがいいですね。
以下にポイントを示します。
1.パスワードなどがエラーとなったときに、horde/imp が動いている
サーバー名に強制的にリダイレクトされないように、Apache の設定
を下記のように修正します。
> UseCanonicalName Off
2.imp/config/conf.php を修正してサーバーの一覧を表示しないように
します。
> $conf[‘server’][‘server_list’] = ‘hidden’;
3.imp/config/server.php に扱うドメインを設定します。
(例:fwnet.or.jp と yebisu.jp を扱う場合)
> $servers[‘webmail.fwnet.or.jp’] = array(
>???? ‘name’ => ‘webmail.fwnet.or.jp’,
>???? ‘server’ => ‘mail.fwnet.or.jp’,
>???? ‘protocol’ => ‘pop3’,
>???? ‘port’ => 110,
>???? ‘folders’ => ”,
>???? ‘namespace’ => ”,
>???? ‘maildomain’ => ‘fwnet.or.jp’,
>???? ‘realm’ => ‘fwnet.or.jp’,
>???? ‘preferred’ => ‘webmail.fwnet.or.jp’
> );
>
> $servers[‘webmail.yebisu.jp’] = array(
>???? ‘name’ => ‘webmail.yebisu.jp’,
>???? ‘server’ => ‘mail.yebisu.jp’,
>???? ‘protocol’ => ‘pop3’,
>???? ‘port’ => 110,
>???? ‘folders’ => ”,
>???? ‘namespace’ => ”,
>???? ‘maildomain’ => ‘yebisu.jp’,
>???? ‘realm’ => ‘yebisu.jp’,
>???? ‘preferred’ => ‘webmail.yebisu.jp’
> );
これで、外部から
「http://webmail.fwnet.or.jp/horde/imp/」
「http://webmail.yebisu.jp/horde/imp/」
でアクセスをした場合、それぞれのメールサーバーにアクセスします。