□DELLのR610搭載、H700のRAIDディスクにCentOS8を入れる (できたよ!!
CetnOS8のbootイメージで、H700のRAIDディスクにCentOS8をインストールしようとしても、ディスクが見つからずインストールができない。
なんでもRedHat等でH700のドライバがカーネルに組み込まれなくなったから、ということらしい。
でも、あちこちに「DUD(Driver Update Disk)を用意してインストールできるよ」みたいなことが書いてあるのでトライしたけど、結局ディスクが出てこない。
やり方が間違えているとは思えないけど、ひとまずメモを残しておく。(忘れそうなので)
CentOSをバリバリ常用している人ならご存じと思われる、Remiと並んで有名なリポジトリであるelrepo。
ここ↓に、見切られちゃったドライバを組み込んだDUDがいくつか提供されている。
https://elrepo.org/linux/dud/el8/x86_64/
H700はMegaRAIDなので、「dd-megaraid_sas-xxxxx」なisoイメージを使えばいいらしい。
0) 最新のインストーラーを準備すること!!
インストーラーとDUDのカーネルが合致しないと、インストール時に怒られてインストールできないので、最新のインストーラーをUSBに焼き焼きしてから、以下の方法で最新のDUDを使用すること。(新しいCentOS8.xが出た直後はDUDの対応に時間がかかると思うので、その辺は注意すること)
1) インストーラーUSBとは別のUSBにDUDを焼く方法
やり方の一つは、このisoイメージをD/Lして来て、インストーラー(のUSB)とは別のUSBにイメージを焼く。(これがOEMDEVとなるらしい)
そしてインストーラーを普通に起動すると、自動的に「OEMDEV」を見つけて、ドライバを読み込んでくれる。
もしくは、インストーラー起動までは同じだが、その時にTABキーを押すことで、インストーラーの起動オプションとして
「… inst.dd=/dev/sdb1」
のように、DUDを焼いたUSBのパーティションであろうデバイス名を追加指定すればいい。
が、このやり方がうまくいかない場合、もしくはもう一つの方法としてelrepoから直接D/Lする方法※がある。※(2)にて説明
2) インターネットにアクセスできるならURLで直接指定する方法
インストーラー起動までは同じだが、その時にTABキーを押すことで、インストーラーの起動オプションとして
「… ip=dhcp inst.dd=https://elrepo.org/linux/dud/el8/x86_64/dd-megaraid_sas-xxxxx」
と追加で指定するか、dhcp環境がない場合には
「… ip=ip::gateway:netmask:hostname:interface:none nameserver=xxx.xxx.xxx.xxx inst.dd=https://elrepo.org/linux/dud/el8/x86_64/dd-megaraid_sas-xxxxx」
と追加で指定すると、IPアドレスとかURLとか打ち間違えていなければ(笑)elrepoからDUDのisoイメージをD/Lしてきて、取り込んでくれる。
繰り返しになるが、インストーラーとDUDのカーネルが合致しないと、インストール時に怒られてインストールできないので注意すること!!
ほんと、1950とか2950とかに搭載していたPERC 6iは切り捨ててもいいけど、これよりはRAID性能が段違いで良いH700は切り捨てて欲しくなかったなぁ。