□mrtg+GD
参考URL:
http://oss.oetiker.ch/mrtg/
http://www.zlib.net/
http://www.libpng.org/pub/png/libpng.html
http://freetype.sourceforge.net/index2.html
http://www.libgd.org/Main_Page
せっかく snmpd を入れたのだから MRTG を入れましょう。
まず下準備として GD を入れないといけないのですが、新しいバージョンの
GD は、freetype1 というライブラリが必要ですので、今まで通り libpng
や zlib のライブラリと一緒にこれをインストールします。
Plamo-3.0以降のお薦めインストールなら zlib と libpng, freetype1
は入っていますので、
/sbin/ldconfig -p | grep libz
/sbin/ldconfig -p | grep libpng
/sbin/ldconfig -p | grep freetype
等として、ライブラリが入っているかどうか確認してからにして下さい。
・こっちが zlib
tar xvzf package/zlib-1.2.3.tar.gz
ln -s zlib-1.2.3/ zlib
cd zlib/
./configure
make
make install
・こっちが libpng
tar xvjf package/libpng-1.2.34.tar.bz2
ln -s libpng-1.2.34/ libpng
cd libpng/
./configure –prefix=/usr
make
make install
・こっちが freetype1
tar xvzf package/freetype-1.3.1.tar.gz
ln -s freetype-1.3.1 freetype1
cd freetype1/
./configure –prefix=/usr
make
make install
・こっちが freetype2
tar xvzf package/freetype-2.3.7.tar.gz
ln -s freetype-2.3.7 freetype2
cd freetype2/
make setup CFG=”–prefix=/usr”
make
make install
補足:freetype を後から入れる場合。
freetype を普通にインストールしようとすると、X のヘッダファイルが必要
になります。でも freetype を後入れするくらいですから、X も入れてない
可能性が高いと思います。
そんなときには
./configure –prefix=/usr –without-x
make ttlib
make install
としてみてください。
インストール時にエラーが出ますが、ライブラリとヘッダファイルは入ります。
続いて GD をインストールします。
tar xvzf package/gd-2.0.35.tar.gz
cd gd-2.0.35/
./configure –prefix=/usr –disable-shared
make
make check
make install
で終わり。
さて、下準備がととのいましたのでインストールしましょう。
GDのある場所には注意。
tar xvzf package/mrtg-2.16.2.tar.gz
ln -s mrtg-2.16.2 mrtg-2
cd mrtg-2/
./configure \
–prefix=/usr/local/mrtg-2 \
–with-gd \
–with-z \
–with-png
make
make install
ちなみに zlib と libpng、gd などを入れたばあいには、インストール先
のディレクトリを
–with-png=/usr/local/lib/
と、こんな感じで指定するようにして下さい。
もし gd-2.x.x を使おうとして MRTG の ./configure で失敗するようなら、
–with-gd-lib=../gd-2.0.33/.libs/
というように、gdのライブラリのありかを指定してください。
または gd-1.x.x にしてみるのもいいかもしれません。
tar xvzf package/gd-1.8.4.tar.gz
ln -s gd-1.8.4/ gd1
cd gd1/
ln -s ../freetype2/include/freetype freetype
make
として、make までしておいて、mrtg-2 の方で
./configure \
–prefix=/usr/local/mrtg-2 \
–with-gd=../gd-1.8.4 \
–with-z \
–with-png
のように gd を古い方に指定して configure すればOK。
インストールが終わると /usr/local/mrtg-2/ と言うディレクトリが
できているので、
cd /usr/local/mrtg-2/bin/
./cfgmaker public@localhost > mrtg.cfg
とやって、mrtg.cfg になんか出てくればOK。
> # ./cfgmaker public@localhost
> # Created by
> # ./cfgmaker public@localhost
>
>
> ### Global Config Options
>
> # for UNIX
> WorkDir: /usr/local/mrtg-2/log ★
>
> # or for NT
> # WorkDir: c:\mrtgdata
>
> ### Global Defaults
>
> # to get bits instead of bytes and graphs growing to the right
> Options[_]: growright, bits ★
>
> EnableIPv6: no
>
> ######################################################################
> # System: yebisu
> # Description: Linux yebisu 2.6.15.1 #2 SMP PREEMPT Wed Jan 18 13:38:23 JST 2006 i686
> # Contact: webmaster@fwnet.or.jp
> # Location: “FWNET TOKYO JAPAN”
> ######################################################################
>
>
> ### Interface 1 >> Descr: ‘eth0’ | Name: ‘eth0’ | Ip: ‘210.197.75.225’ | Eth: ’00-30-48-xx-xx-xx’ ###
>
> Target[localhost_1]: 1:public@localhost:
> SetEnv[localhost_1]: MRTG_INT_IP=”210.197.75.225″ MRTG_INT_DESCR=”eth0″
> MaxBytes[localhost_1]: 12500000
> Title[localhost_1]: Traffic Analysis for 1 — yebisu
> PageTop[localhost_1]: <h1>Traffic Analysis for 1 — yebisu</h1>
> <div id=”sysdetails”>
> <table>
> <tr>
> <td>System:</td>
> <td>yebisu in “FWNETNET TOKYO JAPAN”</td>
> </tr>
> <tr>
> <td>Maintainer:</td>
> <td>webmaster@fwnet.or.jp</td>
> </tr>
> <tr>
> <td>Description:</td>
> <td>eth0 </td>
> </tr>
> <tr>
> <td>ifType:</td>
> <td>ethernetCsmacd (6)</td>
> </tr>
> <tr>
> <td>ifName:</td>
> <td>eth0</td>
> </tr>
> <tr>
> <td>Max Speed:</td>
> <td>12.5 MBytes/s</td>
> </tr>
>
> <tr>
> <td>Ip:</td>
> <td>210.197.75.225 (yebisu.fwnet.or.jp)</td>
> </tr>
>
> </table>
> </div>
こんな風にできるので、
mkdir /usr/local/mrtg-2/log
としてログ用のディレクトリを作ると共に、★の部分を変更して
./mrtg mrtg.cfg
とやれば、3回目くらいで見れるグラフになります。
ls -al ../log/
で確認してみましょう。あとはこのディレクトリが WEB から見えるように
すれば、WEB 上から自分のサーバーのトラフィックが監視できます。
ln -s /usr/local/mrtg-2/log /usr/local/apache2-NORMAL/htdocs/mrtg-2
とでもして、WEB上から
とでもしてみてみましょう。
?????.html を見れば単位時間別のトラフィックグラフを見る事ができます。
ネスケ派は./bin/mrtg の中に書いてある「iso-8859-1」を「iso-2022-jp」
に変更するといいでしょう。
5分毎に監視をしたかったら、/var/spool/cron/crontabs/root に
*/5 * * * * /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg /usr/local/mrtg-2/bin/mrtg.cfg 1> /dev/null 2> /dev/null
と追加して下さい。
補足:やっぱり日本人なら日本語化!!
というわけで、MRTG-2の最新版では簡単に日本語化が出来ます。
cd /usr/src/mrtg-2/translate
./mergelocale.pl skeleton.pm0 eucjp.pmd
cp ./locales_mrtg.pm /usr/local/mrtg-2/lib/mrtg2/
として、mrtg.cfg のグローバル変数宣言のところにでも
> Language: eucjp
とすればOK!!
補足:PPP接続ポートの記録がうまく取れない!!
PPP接続しているときに mrtg.cfg を作ると、ppp0 とかのデバイスの
設定も(コメントアウトながら)でてきます。ですが、これらについては
> MaxBytes[FWNET.OR.JP_10]: 0
というように、最大データサイズが0になっているので、そのままコメント
を外しただけではエラーになってしまいます。まぁとりあえず他のと同じく
1250000 くらいにしておけばOKです。
常時接続の場合には、自分のところのトラフィックを監視しましょう!!
もし仮になんかくらって自宅のマシンがやられちゃったとしたら、トラフィ
ックに何らかの変化が現れます。不明なトラフィック増加の時には、出所を
追求した方がよいですよ。